The 2024 Lexus US Open of Surfing
8月のカリフォルニア、ハンティントンビーチは、毎年恒例の「USオープン・オブ・サーフィン」で一気に活気づきます。2024年も例外ではなく、8月3日から11日までの9日間にわたり、世界中からトップサーファーたちがこのビーチに集結。
イベントは無料で一般公開され、ハンティントンビーチピアの南側で行われます。この場所は長いサーフィン競技の歴史で知られています。
US オープンの歴史
USオープンは、1959年に「ウェストコーストサーフィン選手権」として初めて開催されました。1964年には「全米サーフィン選手権」に改名され、その後、1982年にはスポンサーであるオーシャンパシフィック社の影響で「オププロ(OP Pro)選手権」として知られるようになりました。そして、1994年に現在の名称である「USオープン・オブ・サーフィン」に改名されました。
USオープンオブサーフィン2024 会場の様子
会場には、フードトラックやスポンサーによるフリーギフトもあります。
WSL (World Surf League)
World Surf League (WSL)はプロサーファーたちが参加する主要な組織であり、世界中で以下のカテゴリー別サーフィンイベントを開催しいます。
チャンピオンシップツアー (Championship Tour, CT)
概要: チャンピオンシップツアーは、ワールドサーフリーグ (WSL) の最高峰のツアーで、世界中のトッププロサーファーたちが年間を通じて競い合います。このツアーは、男女ともに各10戦程度が予定されており、世界中の有名なサーフスポットで開催されます。
ポイントシステム: 各イベントでの順位に基づいてポイントが付与され、年間を通じて最も多くのポイントを獲得したサーファーがワールドチャンピオンとなります。
チャレンジャーシリーズ (Challenger Series, CS)
概要: チャレンジャーシリーズは、チャンピオンシップツアーへの昇格を目指すサーファーたちのためのツアーです。CSで好成績を収めると、翌年のCTへの出場権を獲得できます。
競技レベル: CTには届かないが、次世代のトップサーファーたちが競う非常に競争の激しいツアーです。
USオープン オブ サーフィンの大会は、CS (Challenger Series)というカテゴリーになり、ポイントが高くCT (Championship Tour)に進出するための重要な大会であることから非常にレベルの高い大会となっています。
クオリファイイングシリーズ (Qualifying Series, QS)
概要: クオリファイイングシリーズは、WSLが主催するプロサーフィンの下部リーグにあたります。クオリファイイングシリーズで上位入賞すると、翌年のCTへの出場権を獲得できることからCTへの登竜門となっています。
競技レベル: さまざまなレベルの選手が参加します。経験豊富なプロから若手の有望株までが競い合い、自分のスキルを試す場として利用されています。
ロングボードツアー (Longboard Tour, LT)
概要: ロングボードツアーは、伝統的なスタイルのサーフィンを特徴とするツアーです。通常のショートボードとは異なり、長さ9フィート以上のボードを使用するサーフィンが特徴です。
競技スタイル: 滑らかでエレガントなライディングと技術が求められ、独自の採点基準に基づいて評価されます。
ジュニアツアー (Junior Tour)
概要: ジュニアツアーは、18歳以下の若手サーファーを対象としたツアーで、将来のプロサーファーを目指すためのステップとなります。
目標: 若手サーファーが技術を磨き、次世代のトップ選手として成長するための舞台です。
ビッグウェーブツアー (Big Wave Tour, BWT)
概要: ビッグウェーブツアーは、巨大な波を対象とした特別なカテゴリーです。通常のサーフィンよりもはるかに危険で技術的に難易度が高いため、トップのビッグウェーブサーファーが参加します。
波の条件: このツアーでは、特定の巨大な波(通常20フィート以上)での競技が行われます。
まとめ
2024年のUSオープン・オブ・サーフィンは、サーフィンのエリートたちが競い合うだけでなく、音楽やアートなどのエンターテイメントも楽しめる一大イベントです。ハンティントンビーチに訪れて、この熱気を直接体感してみてはいかがでしょうか?きっと忘れられない夏の思い出になることでしょう。
WSL HP : https://www.worldsurfleague.com/events/2024/cs/236/lexus-us-open-of-surfing/main