観光 / Sightseeing

子どもも大人も夢中に!カリフォルニア・サイエンス・センター【ロサンゼルスの無料博物館】

カリフォルニア・サイエンス・センター / California Science Center

この博物館は、1951年に「カリフォルニア科学産業博物館」として創設され、1998年に改装されて「カリフォルニア・サイエンス・センター」として新たにオープンしました。この24万5千平方フィートの複合施設には、2つの体験型の科学・学習ギャラリー、特別展示ギャラリー、IMAXシアターなどがあります。

科学、自然、テクノロジーの世界を、見て・触って・体験できるこの施設は、地元の人にも観光客にも大人気。今回は実際に訪れた体験をもとに、見どころや楽しみ方をご紹介します。

フロアガイドで館内を効率よく回ろう!

カリフォルニア・サイエンス・センターは広大な施設で、複数のテーマ別展示エリアに分かれています。事前にフロア構成を知っておくと、時間や興味に合わせて効率よく回りましょう。

Floor Map HP : https://californiasciencecenter.org/visit/science-center-map

生命の神秘を体験!「World of Life」

カリフォルニア・サイエンス・センターで見逃せない常設展示のひとつが、「World of Life(ワールド・オブ・ライフ)」。ここでは、「命って何だろう?」という問いに、科学的に、そして体験的に迫ることができます。

この展示の魅力は、人体や生命の仕組みを、実際に見て・触って・動かしながら学べるところです。
細胞の構造やDNA、脳や心臓、消化器官など、私たちの身体を動かす仕組みが、大人にも子どもにもわかりやすく紹介されています。

さらに、人体だけでなく他の生き物の仕組みや、進化、生物間の共通点なども紹介されていて、「命の不思議」をより広く深く知ることができます。

子どもたちはもちろん、大人も思わず夢中になってしまうエリアです。科学や医学に興味のある方は、特にじっくり回ってみることをおすすめします。

BodyWorks Theater

BodyWorks Theaterは、人体という身近なテーマを、楽しく学べるライブパフォーマンスで届けてくれる素晴らしい教育コンテンツです。
科学に興味がない人でも思わず引き込まれてしまう内容なので、カリフォルニア・サイエンス・センターを訪れたら、ぜひ時間をチェックして立ち寄ってみてください!

所要時間:約15〜20分
料金無料(常設展示の一部として観覧可能)

Life Tunnel

「Life Tunnel」は、私たち人間を含むすべての生物が共有する生命のプロセスを視覚的かつ体験的に学べる展示です。このトンネルを通り抜けることで、生命の仕組みやつながりを直感的に理解することができます。

Cell Lab/Theater

植物細胞や動物細胞など、さまざまな細胞を顕微鏡で観察し、その構造を詳しく学べます。

Discovery Room

7歳以下の子どもたちとその家族向けに設計された、体験型の学習スペースです。子どもたちが遊びながら科学や自然について学べるよう工夫されています。

自然と環境を体感できる!エコシステム・ギャラリー

施設内で特に人気のエリアが「Ecosystems(エコシステム)」と呼ばれる展示ゾーンです。このエリアでは、地球上の多様な環境をリアルに再現しており、まるで世界中を旅しているような感覚が味わえます。

L.A. Zone

L.A. Zone(エルエー・ゾーン)」は、常設展示「Ecosystems(エコシステムズ)」の一部として、ロサンゼルスの都市環境と自然環境がどのように共存し、影響し合っているかを探る体験型の展示エリアです。都市生態学者(Urban Ecologist)として、都市と自然の関係性を学ぶことができます。

Island Zone

Island Zone(アイランド・ゾーン)」は、島という隔離された環境が生物の進化にどのような影響を与えるかを探求する体験型の展示エリアです。ダーウィンの進化論をはじめ、島の生物がどのように独自の進化を遂げたかを、実際の生物やインタラクティブな展示を通じて学ぶことができます。

Desert Zone

Desert Zone(デザート・ゾーン)」は、砂漠という過酷な環境で生き抜く動植物の驚異的な適応能力を学べる貴重な展示です。家族連れや自然科学に興味のある方にとって、教育的でありながらも楽しめる体験となるでしょう。

Poles Zone

Poles(ポールズ)」ゾーンは、北極と南極の極地環境における生物の適応や、地球温暖化がもたらす影響について学べる体験型の展示エリアです。極寒の世界を再現したこの展示では、訪問者が実際にその厳しい環境を体感しながら、極地の生態系や科学研究の重要性を理解することができます。

Rocky Shore

Rocky Shore(ロッキー・ショア)」ゾーンは、潮間帯(ちょうかんたい)と呼ばれる、潮の満ち引きによって水中と陸上が交互に現れる過酷な環境で生きる生物たちの驚異的な適応力を体験的に学べる展示エリアです。このエリアでは、実際に生きた海洋生物に触れたり、インタラクティブな展示を通じて、波や乾燥、空間の競争といった極端な条件下での生存戦略を理解することができます。

タッチタンク(Touch Tank)では、ヒトデ、ウニ、イソギンチャク、カサガイなど、潮間帯に生息する多様な生物に直接触れることができます。これらの生物がどのようにして波の衝撃や乾燥に耐え、限られた空間で生き抜いているのかを、実際に観察しながら学ぶことができます。

Endeavour Instruction

スペースシャトル「Endeavour(エンデバー)」の展示は現在休止中されていますが、エンデバーに関する資料が展示されています。また6ドルでシミュレーターを体験することもできます。

Air & Space

「Air & Space(エア&スペース)」展示は、人類の航空と宇宙探査の歴史と技術革新を体験的に学べる常設ギャラリーです。この展示では、飛行の原理や航空機・宇宙船の設計、そしてそれらが果たしてきた役割について、実物のアーティファクトやインタラクティブな展示を通じて深く理解することができます。

Fire! Science & Safety

「Fire! Science & Safety(ファイア!サイエンス&セーフティ)」は、ロサンゼルスの典型的なアパート「Casa del Fuego」の一室「Apartment 911」を舞台に、来館者が「火災危険探偵」となって火災や火傷のリスクを探し出すという設定です。家庭内のさまざまな部屋を再現しています。

ギフトショップ&軽食も充実

ギフトショップ

ショップでは科学関連のおもちゃや本、教育グッズが多数販売されており、お土産にも◎

フードコート

フードコートや軽食カフェも館内にあり、ちょっとした休憩にも便利です。

IMAXシアターで大迫力の映像体験(※有料)

Deep Sky:NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた宇宙の神秘を描いたドキュメンタリー。 Deep Sky California Science Center

Blue Whales 3D:地球上最大の生物であるシロナガスクジラの生態と保護活動を追った作品。 Blue Whales 3D California Science Center

The Blue Angels:アメリカ海軍のアクロバット飛行チーム「ブルーエンジェルス」の訓練と飛行の舞台裏を描いた3Dドキュメンタリー。 The Blue Angles California Science Center

併設のIMAXシアターでは、宇宙、自然、科学などをテーマにしたドキュメンタリー映画を巨大スクリーンで3D鑑賞できます。

周辺の観光スポットも一緒に楽しもう

カリフォルニア・サイエンス・センターがあるエクスポジション・パークには、他にも見逃せない文化施設が集まっています。

  • 🖼️ カリフォルニア・アフリカン・アメリカン博物館 (CAAM)
    🦖 ロサンゼルス自然史博物館
    🏟️ ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム

丸一日かけて、知的好奇心を満たす旅が楽しめます。

駐車場

Blue Structure / 駐車場

Address : 550 Exposition Park Dr, Los Angeles, CA 90037

その他周辺駐車料金は、下記のWEBからご確認いただけます。

周辺駐車場 : https://www.parkme.com/map#Blue%20Structure

まとめ

カリフォルニア・サイエンス・センターは、科学の面白さを体験しながら学べる最高の施設です。特に自然環境やテクノロジーに興味のある方、子ども連れのファミリーには強くおすすめしたいスポットです。ロサンゼルス観光の1日、ちょっと科学の世界に浸ってみませんか?

カリフォルニア・サイエンス・センター / California Science Center

Address : 700 Exposition Park Dr, Los Angeles, CA 90037

HP : https://californiasciencecenter.org/

Yelp : https://www.yelp.com/biz/california-science-center-los-angeles-8