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【歴史を知る】全米日系人博物館で学ぶ日系アメリカ人の物語

全米日系人博物館 / Japanese American National Museum (JANM)

ロサンゼルスの中心部、活気あふれるリトル東京。その街並みには、日本の風情が色濃く残っています。そんなリトル東京に、日系アメリカ人の歴史と文化を深く知ることができる特別な場所があります。それが、「全米日系人博物館」です。この博物館を訪れることで、私たちは日系アメリカ人たちが歩んできた道のりを学び、多文化共生社会の大切さを改めて認識することができます。

全米日系人博物館の設立背景と目的

全米日系人博物館は、1992年に日系アメリカ人の歴史を保存し、広く伝えることを目的として会館。移民の最初の一世世代にまで遡る、130年以上にわたる日系アメリカ人の歴史を扱っています。特に、第二次世界大戦中の日系アメリカ人の強制収容所体験を含む、日系アメリカ人が直面した困難な時代について学ぶことができます。設立の背景には、歴史の記憶を風化させず、次世代に伝えるという強い使命感がありました。

見どころ

博物館の常設展示は、19世紀後半の最初の移民から現在に至るまでの日系アメリカ人の歴史を詳細に紹介しています。

特に印象的だったのは、第二次世界大戦中に日系アメリカ人が強制収容所に送られたことを記録した展示です。収容所内の生活の様子を再現した模型や、収容者たちが残した日記、写真など、当時の状況をリアルに伝える資料の数々。それらの展示物一つ一つに、私たちが決して忘れてはならない歴史の重みを感じました。

また、博物館では定期的に特別展示も開催されており、日系アメリカ人の現代アートや、その他の文化的テーマに焦点を当てた内容も楽しめます。これらの展示は、日系アメリカ人の多様な経験や、コミュニティの発展をより深く知る機会を提供しています。

教育プログラムとコミュニティとの連携

全米日系人博物館は、教育機関としての役割も果たしています。学校向けのツアーやワークショップを通じて、学生たちは日系アメリカ人の歴史と、その背後にある公民権運動について学ぶことができます。特に若い世代に対して、歴史の重要性と市民の自由についての理解を深める機会を提供している点が評価されています。

また、博物館は地域コミュニティとの連携を強化し、日系アメリカ人の文化遺産を守り、次世代に伝える活動にも積極的に取り組んでいます。年中行事として、夏祭りファミリーフェスティバルやお正月ファミリーフェスティバルなどが開催され、これらのイベントは地域住民や観光客にも広く愛されています。

訪問ガイド

入館料は年齢や学生、子供に応じて割引があり、特定の日には無料で入館できることもあります。

営業時間と入館料

全米日系人博物館 営業時間と入館料は下記公式WEBからご確認ください

公式WEB:https://www.janm.org/visit

*毎月第3木曜日は終日入場無料。その他の木曜日は午後5時から午後8時まで無料。

駐車場

全米日系人博物館の周辺駐車場については下記のWebから確認下さい。

Web : 全米日系人博物館 周辺駐車場

まとめ

リトル東京は、アメリカ国内で最も古く、最大の日系人コミュニティの一つとして知られており、20世紀初頭から日系移民が集まり、独自の文化を育んできました。そのリトル東京に位置する全米日系人博物館は、日系アメリカ人の歴史と文化を学ぶことのできる重要な場所です。リトル東京を訪れる際には、ぜひこの博物館に足を運び、先人が切り開いたその歴史をまずは知ることから始めてみてはいかがでしょうか?

全米日系人博物館 / Japanese American National Museum (JANM)

Address : 100 N Central Ave, Los Angeles, CA 90012

HP : https://www.janm.org/

Yelp : https://www.yelp.com/biz/japanese-american-national-museum-los-angeles