現代アートの宝庫 The Broadの魅力を徹底解説

ザ・ブロード / The Broad

ロサンゼルスの中心地に位置するThe Broadは、現代アートの愛好者にとって、まさに「現代アートの宝庫」とも言える美術館です。2015年にオープンして以来、そのユニークな建築デザインと充実したコレクションで、多くの人々を魅了しています。この記事では、The Broadの魅力や訪問の際に知っておきたいポイントを徹底解説します。

Contents

The Broadの背景と設立
建築美：外観と内部のデザイン
必見のコレクション
お土産
訪問ガイド
- チケット予約
- 駐車場
まとめ
ザ・ブロード / The Broad

The Broadの背景と設立

The Broadは、慈善家であり著名なアートコレクターであるエリ・ブロード (Eli Broad) と彼の妻エディス・ブロード (Edythe Broad) によって設立されました。彼らのビジョンは、広く一般の人々に現代アートを提供し、無料でアートに触れる機会を提供することでした。そのため、The Broadの入場は無料で、誰でも気軽に訪れることができます。

ブロード夫妻のコレクションには、20世紀後半から21世紀にかけての現代アートの重要な作品が数多く含まれており、The Broadのコレクションはその中心を成しています。アンディ・ウォーホル (Andy Warhol)、ジェフ・クーンズ (Jeff Koons)、バスキア (Basquiat)、シンディ・シャーマン (Cindy Sherman)、草間彌生 (Yayoi Kusama) など、世界的に有名なアーティストたちの作品が展示されています。

建築美：外観と内部のデザイン

The Broadの建物は、世界的に有名な建築事務所Diller Scofidio + Renfroおよび構造エンジニアリング会社Leslie E. Robertson Associatesが共同で設計されました。建物のデザインは「ベールとヴォルト（Veil and Vault）」というコンセプトに基づいており、外観の「ベール」は蜂の巣状の構造で、自然光を取り入れながら美術館全体を包み込むようにデザインされています。このユニークな外観は、訪れる人々の目を引きつけ、ロサンゼルスのランドマークの一つとなっています。

内部の「ヴォルト」は、美術館のバックヤードやストレージを収容しており、建物全体がアートと機能性の両方を兼ね備えています。このデザインは、建築界でも高く評価されており、The Broadはその美しい建築とともに、現代アートを楽しむための最適な環境を提供しています。

必見のコレクション

The Broadには、約2,000点以上の現代アート作品が収蔵されています。その中でも特に人気が高いのは、ジェフ・クーンズ (Jeff Koons) の「チューリップ」や、草間彌生 (Yayoi Kusama) の「インフィニティ・ミラー・ルーム」です。これらの作品は、インスタグラムでも頻繁にシェアされ、フォトジェニックな展示として知られています。

バスキア (Basquiat) の作品や、ロイ・リキテンスタイン (Roy Lichtenstein)、バーバラ・クルーガーなどの作品も見逃せません。The Broadのコレクションは、現代アートのトレンドを知るための貴重な機会を提供しており、アートファンにとってはまさに夢のような場所です。

また、The Broadでは、定期的に特別展も開催されており、美術館のコレクションとは異なる視点からアートを楽しむことができる貴重な機会となります。

お土産

館内1階には、お土産も売られています。

訪問ガイド

The Broadへの入場は無料ですが、事前にオンラインでの予約が推奨されます。特に週末や祝日には混雑が予想されるため、早めの予約がおすすめです。また、特別展が開催されている場合は、有料となることもあるため、公式サイトで事前に情報を確認しておくと良いでしょう。

草間彌生 (Yayoi Kusama) の「インフィニティ・ミラー・ルーム」を見学する場合は、”Infinity Mirrored Room + General Admission (インフィニティミラールーム + 一般入場)”でチケットを取る必要があります。チケットは3週間前から取得できますが「インフィニティ・ミラー・ルーム」は人気が高く、特に土日祝はすぐに満員になるので見学の計画をされる際はご注意ください。